認定看護管理者教育課程:セカンドレベル

教育理念

人口構造の変化、疾病の変化、経済の変動などの社会変化は保健医療福祉におけるヘルスケアサービスに多大の影響を及ぼしている。限られた資源と厳しい医療環境のもとで、看護管理はあらゆる看護ニーズを持つ人々に対しての変化に重要に対応しながら未来を予測した質の高い組織的看護サービスを提供する重要な役割を担っている。
保健医療福祉の向上と地域社会への貢献を旨とする当センターの看護管理者教育は、組織における中間管理者として役割機能の習得を目指す。さらにリーダーシップとマネジメント能力を開発し、実践的な管理能力を発揮できるよう教育する。
1.社会が求めるヘルスサービスを提供するために看護の理念を掲げ、それを具現化するために必要な組織を構築し、運営していくことのできる能力の拡大を目指す。
2.看護事業を起業し運営するにあたって必要とされる経営管理能力に関する知識・技術・態度の習得を目指す。

募集概要

研修期間:前期 平成25年8月28日(水)〜9月20日(金)
後期 平成25年10月23日(水)〜11月15日(金) 7週間
定員:30名
応募書類
受付期間:
6月25日(火)〜7月18日(木)
教育目標・内容:
  • 1)中間管理者として役割を遂行するために必要な知識・技術・態度に関する自己能力を開発する。
  • 2)組織の実践の場において習得した知識・技術を中間管理者として応用・展開できる能力を拡大する。
  • 3)保健医療福祉の広い視野で看護ニーズをとらえ、ヘルスケアサービスを創造し、変革するための中核となる看護管理能力を育成する。
受講要件: 認定看護管理者セカンドレベル教育に受講できる者は、日本国の看護師の資格取得後、実務経験が通算5年以上ある者で、下記のいずれかの要件を満たした者とする
  • 1)認定看護管理者ファーストレベル教育課程を修了している者。
  • 2)看護部長相当の職位にある者。
  • 3)副看護部長相当の職位に1年以上就いている者。

教育課程

教科目 ねらい 時間 授業科目
看護組織管理論 1. 組織運営に関する諸理論に基づき、担当部署の看護管理過程を評価し、質向上のための方策を見い出す。

2. 他職種・他部門・他施設・地域等との協働・連携の方法論について理解できる。
45 1)組織マネジメントの基本理論
2)組織の意思決定と変革
3)組織文化
4)組織分析
5)看護ケア提供方式の構築
6)看護組織のナレッジマネジメント
7)コンフリクトマネジメント
人的資源活用論 1. 組織の理念、経営目標を達成するための中心的要素である人材の確保・育成・活用等、人的資源管理に必要な知識・技術・態度について理解できる。

2. 看護職のキャリア開発について概念・理論、具体的方法について理解できる。
45 1)人材を育てる看護マネジメント
2)看護人事・労務管理
3)人材を活かす看護マネジメント
ヘルスケアサービス
管理論
1. 保健・医療・福祉サービスを提供する上で必要な基本的考え方と具体的な方法について理解できる。 45 1) 保健・医療・福祉サービス提供組織の仕組みと連携
2)施設環境のマネジメント
3)安全管理
4)クオリティマネジメント
5)ヘルスケアサービスへの情報活用とマネジメント
医療経済論 1. 医療経済の構造・現状について学び、変革が進むシステムについて理解できる。 30 1)我が国における社会保障と医療経済
2)看護サービスにおける経済性
3)看護サービスと経済性(演習)
統合演習 1. 今日科目で学習した内容を統合、活用し、看護管理の実践の向上をめざす。 15 1)統合演習
合計 180

研修費用

注:研修費用は平成25年度実績。平成26年度は変更となる場合がございます。

項目 内訳 金額
授業料 (1)授業料 120,000 円
(2)教材費 10,000 円
審査料 (3)科目審査料(修了証発行含む) 20,000 円
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